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FX取引における恐怖を克服する

FX取引をやっていて、これまで恐怖を感じたことがあるでしょうか?もし「ない」と答えた人がいたとしたら、その人はこれまでデモ取引しかやってこなかったに違いない。FX取引の経験のある人は、ほとんどの人が恐怖を感じたことがあるはず。その恐怖を克服しなくてはならない。   失って困るお金で取引をしない   FXにおける恐怖は、「お金を失うかもしれない」という見通しが原因にある。しかしFXをやっている限り、絶対にお金を失わないことは不可能だ。FXでは利益が出ることがあると同時に、損失が出ることは必ずある。 では「お金を失うかもしれない」という現実がありながら、FXにおいて恐怖心を制御するためにはどうすればいいのか?それは失って困るお金で取引をしないことだ。 例えば今貯蓄が1000万円あるとする。その中でなくなっても困らないのはいくらまでか考えてみよう。その額が100万円なら、FX取引は100万円までにしておく。失っても困らないお金だけで取引をすれば、かなりの割合で恐怖を克服することができる。   信頼できるトレード手法を確立   次にやるべきことは、自分が信頼できるトレード手法を確立することにある。恐怖を感じるのは、信頼できるトレード手法を持っていないからだ。 トレード手法があれば、その手法に基づいた売買シグナルが出る。シグナルに従って売買をすれば、無用な恐怖を感じることはなくなる。1種類のシグナルが出てもまだ信頼できないなら、複数のシグナルが出るまで待つこと。 トレード手法を持っていてもまだ恐怖を感じているなら、その手法を信頼できていないことを意味する。ならば信頼できる別の手法を見つければいい。手法を見つけるためには、FXセミナーなどで教わったり、自分で研究して確立するなどの方法がある。   手法が見つかるまで少額で取引   FXを始めて間もない頃は、大金を使わずに少額で取引を続けるのがいい。そして取引は全て記録に残しておく。ポジションを持った日時、クローズした日時、損益の額などを記録しておき、後で見返して損失がなぜ出たのかを検証する。 そして十分に経験を積んで安定して利益を出せる自信がついたら、取引の金額を少しずつ増やしていく。自信がついた頃には、もう恐怖を感じなくなっているだろう。   恐怖とは個人の感情なので、恐怖を感じる理由は人それぞれ違う。FX取引において自分が感じた恐怖がどのような理由によるのか。それをじっくり考えてみることが、恐怖克服への第一歩となる。

ファンダメンタルズ分析は有用か?

市場の分析法にはテクニカル分析、ファンダメンタルズ分析、センチメンタル分析の3つがある。他の記事でも述べたが、これら3つを全て使いこなせることができれば最も望ましい。   ファンダメンタルズ分析はどの程度重要か   3つの分析法を全て使いこなせればベストなのだが、その中でどれが重要かは、投資家個人によって変わる。ではファンダメンタルズ分析の重要性はどの程度だろうか? それは各投資家のトレードスタイルによって変わる。ファンダメンタルズ分析が重要なのは、ポジジョントレードをする者だ。ポジショントレードとは、一度ポジションを持ったら数週間から数ヶ月、あるいは数年という長い間クローズしない取引を指す。言い換えれば長期投資家だ。 ポジショントレーダーにとっては、経済指標を使うファンダメンタルズ分析がテクニカル分析よりも重要となる。 反対に数pip程度の利益を出すスキャルピングや、同じ日のうちにポジションをクローズするデイトレードを行うなら、ファンダメンタルズ分析はそれほど必要ない。これらのトレードを行うなら、テクニカル分析がより重要となる。   デイトレードとポジショントレードで、どちらが利益を出しやすいということはなく、投資家個人が自分のやりやすい方法で取引を行えばよい。したがってファンダメンタルズ分析とテクニカル分析も、どちらが優れているというものではない。

ファンダメンタルズ分析とニューストレードの違い

ファンダメンタルズ分析とテクニカル分析はよく比較される。しかしファンダメンタルズ分析とニューストレードが比較されることはあまりない。それどころか、これら2つを混同している投資家が多い。   ニューストレードとは   ニューストレードとは、文字通りニュースが出た場合の市場の変動を狙って取引をする手法のこと。ニュースの中でも、市場で予想されていなかった突発的なニュースに市場は大きく反応する。 最近の典型的な例を挙げるなら、イギリスのEU離脱を問う国民投票だ。この投票では離脱派が勝つという予想はあまり出ておらず、残留派が勝つかあるいは結果が読めないという予想が多かった。 しかし結果として投票は離脱賛成派が過半数で終わり、このニュースを受けてポンドは暴落。ここでポンド売りをした者は大きな利益を出した。   ファンダメンタルズ分析とは   それに対してファンダメンタルズ分析とは、経済の基礎データを使ってレートの動きを分析することを指す。ここで言う経済の基礎データとは各種経済指標のことで、GDP、住宅指標、雇用指標、消費者物価指数(CPI)、経常収支などがそれに含まれる。 これらの経済指標は毎週決まった日時に発表され、発表時刻は「経済カレンダー」などという名前でまとめられている。現在ではしっかりとしたFX業者なら自社のサイトで経済カレンダーを提供しているし、またFX業者のサイト以外でもウェブ上でたくさん見つけることができる。 経済指標は発表時刻があらかじめ決まっているため、発表時刻に合わせてトレードをする者も多い。ただファンダメンタルズを使ったトレードはそのような短期的な売買だけではなく、長期的な経済指標の動きを視野に入れて行う方法もある。   ニュースもファンダメンタルズの一部だと思っている投資家はその誤解を捨て、この2つを区別できるようになることが望ましい。

金融庁に登録しているFX業者を選ぶ

2005年7月の金融先物取引法改正以来、日本で業務を行うFX業者は金融庁への登録が義務付けられるようになった。しかし今でも海外業者など金融庁に登録をせずにFX業務を行っている業者がいる。   FXの口座を開くなら登録業者を選ぶ   これからFXを始めるなら、口座を開く時は金融庁に登録している正規のFX業者を選ぶべきだ。現在の日本では全てのFX業者は登録が義務付けられているので、国内に拠点がある会社で未登録でFX業務をやっている企業はほぼ皆無になった。 つまり未登録のFX業者はほとんどが海外の業者だ。そして海外の業者と取引をすることはリスクが高い。業者が倒産しても、日本の法律で処理されないので最悪投資家にとってはお金が返ってこない可能性がある。FXを始めるなら、金融庁に登録している業者で口座を開いて始めよう。   登録業者か確認するには?   FX業者が金融庁に登録している業者か、確認するにはどうすればいいのだろうか?まずは業者のウェブサイトを見る。登録している業者なら、一番下などに「金融商品取引業者登録番号…」など、登録していることを示す情報が記載されている。 それでも見つからないなら、金融庁のサイトにある「金融商品取引業者登録一覧」のリストを見る。ここに登録されている業者のリストがあるので、リスト上で検索してみる。そしてここにも記載されていなかったら、その業者は未登録業者である可能性が高い。   未登録の海外業者は日本のFX規制に縛られないので、高いレバレッジをかけて取引をすることもできる。しかしそれはFXに慣れた人でないとリスクが高いので、最初は登録業者を選んで口座を開く方が無難だ。

Macで使えるトレードツール

現在パソコンのOSとしてはWindowsが主流であり、Mac(マッキントッシュ)のパソコンのユーザーは少ない。そのためにMacユーザーにとってはFX取引で使えるツールがやや限られるが、それほど大きな問題にはならない。   各業者のウェブツールはOS関係なし   FX業者が提供するトレードツールには、ウェブ上で動作するものとダウンロードするもの、2つのタイプがある。そしてウェブ上で動作するものなら、OSがWindowsでもMacでもほとんど関係なく使うことができる。 ダウンロードするタイプのものは、事前にWindowsとMacの両方に対応しているか確認しておくのが良い。   MT4を使いたい場合は?   世界的に使われているトレードツールにMT4(メタトレーダー4)がある。MT4は日本でも愛用者が多い。しかしMT4はMacに対応していないという問題があり、Macユーザーは普通に使おうとしてもできない。 しかし方法がないわけではない。1つの方法として、仮想マシンアプリのParallels Desktopをインストールする方法がある。このアプリケーションをMacにインストールすると、WindowsソフトがMac上で動かせるようになる。これでMT4も使えるようになる。 ただしParallels Desktopは有料ソフトという点がネックだ。フリーの仮想マシンアプリもネット上で出回っているが、それらはフリーであり動作が保証されるわけではない。フリーソフトを使うならリスクを承知の上で使おう。 またMT4はiOS版も出回っているので、iPhoneやiPad上でインストールして使うこともできる。 そしてすでに述べた各FX業者が提供するダウンロード版トレードツールも、Parallels Desktopを使うことでWindows版をMac上で使える。   Macユーザーは使えるトレードツールがやや少ないというのが現実だが、だからと言ってFXで勝てないわけではない。  

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